看護師 インタビュー

意識障害で自発的なコミュニケーションが取れない患者さまも多いのですが、そのなかでも「今日は良い天気だね」「今日は台風が近づいているみたいだよ」と丁寧に声かけをしながらケアにあたることを心がけています。患者さまからの直接的な意思表示はなくても、何かが届いていると思って看護しています。また前職の病院では医師が行っていた、経鼻胃管の処置を新たに経験することができ、意識障害でご自分から「痛い」「苦しい」という意思表示ができない患者さまも多いため、血圧や脈拍などの状態から患者さまの異常を察知するスキルを身につけられたと思います。

以前勤めていた病院は急性期だった為、人工呼吸器は医師が中心となって管理していたので、看護師が積極的に人工呼吸器に触れるという経験はあまり無く、最初は不安が大きかったです。しかし、その人のレベルに合わせた研修があり、また、急性期の時よりも人工呼吸器をつけていても安定している患者さんも多くいらっしゃるので、呼吸器自体の理解をするのにはとても良い環境です。日勤の勤務時間が16：30までなので、心に余裕ができ、プライベートも充実しています。同年代からお母さん世代まで幅広い年齢のスタッフがいますが、みんな優しく迎えてくれて初めての転職でしたが楽しく看護が出来ています。

今の配属先はコミュニケーションが取れる患者さまが多いので、会話もたくさんしますし、その中で「ありがとう」と言われるとやりがいを感じます。逆に話すことが難しい方には、「自分だったらどのようなケアをしてほしいか」を考えて、声掛けをしながらケアにあたっています。スタッフ同士の関係性も良いですし、看護師さんといつもコミュニケーションを取りながら仕事をしています。また一般的な介護施設と違い、勤務シフトに早番や遅番がなく、日勤と夜勤だけなので、生活リズムが整うところが良いですね。