看護師による特定行為の包括同意についてのお願い
特定行為とは、医師の指示に基づいて作成した手順書に準じて、看護師が行う「診療の補助」であり、厚生労働省令が定める38行為があります 。それぞれの特定行為研修を修了し、専門的な知識・技術を身につけた看護師が、実践可能です 。
特定行為研修を修了した看護師が特定行為を実施することで、常に患者様のそばに存在する看護師が、医療チームの一員として、患者様の状態に応じ、適切な医療を迅速かつタイムリーに提供することができます。
特定行為の実施について
当院では、この研修を修了し、さらに病院から実施することの承認を受けた看護師が、以下の29行為の特定行為を実施しています 。
現在当院で実施している特定行為
| 特定行為区分 | 特定行為 |
|---|---|
| 呼吸器(気道確保・人工呼吸療法)関連 |
・経口用気管チューブ又は経鼻用気管チューブの位置の調整 ・侵襲的陽圧換気の設定の変更 ・非侵襲的陽圧換気の設定の変更 ・人工呼吸管理がなされている者に対する鎮静薬の投与量の調整 ・人工呼吸器からの離脱 |
| 呼吸器(長期呼吸療法)関連 | ・気管カニューレの交換 |
| 胸腔ドレーン管理関連 |
・低圧胸腔内持続吸引器の吸引圧の設定及びその変更 ・胸腔ドレーンの抜去 |
| 腹腔ドレーン管理関連 | ・腹腔ドレーンの抜去(腹腔内に留置された穿刺針の抜針を含む) |
| ろう孔管理関連 |
・胃ろうカテーテル若しくは腸ろうカテーテル又は胃ろうボタンの交換 ・膀胱ろうカテーテルの交換 |
| 栄養に係るカテーテル管理関連 |
・中心静脈カテーテルの抜去 ・末梢留置型中心静脈注射用カテーテルの挿入 |
| 創傷管理関連 |
・褥瘡又は慢性創傷の治癒における血流のない壊死組織の除去 ・創傷に対する陰圧閉鎖療法 |
| 創部ドレーン管理関連 | ・創部ドレーンの抜去 |
| 動脈血液ガス分析関連 | ・直接動脈穿刺法による採血 |
| 薬剤投与関連(栄養・水分・感染・血糖) |
・持続点滴中の高カロリー輸液の投与量の調整 ・脱水症状に対する輸液の補正 ・感染徴候がある患者に対する薬剤の臨時の投与 ・インスリン投与量の調整 |
| 循環動態に係る薬剤投与関連 |
・持続点滴中のカテコラミン投与量の調整 ・持続点滴中のナトリウム、カリウム又はクロールの投与量の調整 ・持続点滴中の降圧剤の投与量の調整 ・持続点滴中の糖質輸液又は電解質輸液の投与量の調整 ・持続点滴中の利尿剤の投与量の調整 |
| 精神・神経症状に係る薬剤投与関連 |
・抗けいれん剤の臨時の投与 ・抗精神薬の臨時の投与 ・抗不安薬の臨時の投与 |
特定行為実施に対する包括同意について
上記にお示しした特定行為実施への同意につきましては、包括同意をもって(この文面によって同意したものとして)、ご了承いただいたものと判断させていただきます 。
ご同意いただけない場合は、病棟看護師または地域連携室までお申し出ください 。
ご同意いただけない場合であっても、治療および看護上の不利益を被ることはありません 。
皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
厚生労働省: (特定行為に係る看護師の研修制度 |厚生労働省)
看護師特定行為研修における「臨地実習」へのご協力のお願い
当院は、厚生労働省の指定を受けた研修期間の協力施設となっております。
現在、当院では質の高い医療を提供し続けるため、専門的な研修を行っている看護師(研修生)の
臨地実習を受け入れております。
実習の実施に当たり、以下の点についてご理解とご協力をお願い申し上げます。
実習の内容と安全性について
・実習を行う看護師:特定の専門分野において一定の経験を有し、高度な教育を受けている看護師(研修生)が担当いたします。
・安全の確保:実習における特定行為(手順書に基づき行う診療の補助)の際は、必ず医師もしくは指導者が立ち会い、安全を最優先に実施いたします。
患者様の意思の尊重
・研修生による実習(特定行為の実施)を希望されない場合は、いつでも遠慮なく主治医や看護師にお申し出ください。厚生労働省: (特定行為に係る看護師の研修制度 |厚生労働省)
・拒否された場合でも、その後の診療において不利益を被ることは一切ございません。万が一の対応について、研修生の関与の有無に関わらず万が一医療安全上の支障が生じた場合には、当院の医療安全管理体制に基づき、迅速かつ誠実に対応させていただきます。
ご不明な点やご質問等ございましたら、遠慮なく地域連携室までお問い合わせください。
安心・安全な医療体制の維持・向上のため、皆様のご理解とご協力をよろしくお願い申し上げます。
医療法人財団 愛慈会 相和病院
院長 堤 健
お問い合わせ先:地域連携室(電話:042-761-2331)