院長からのメッセージ
高齢化社会、医療の高度化、一般病床の在院日数の大幅な短縮を背景に、急性期病院退院後であっても重い疾患を抱えている患者さん、自宅に戻った後も継続的に医療が必要な患者さんが増えています。そのような患者さん、またご家族が希望を持ち、安心して病院やご自宅で暮らす事に貢献するのが、私たちの存在意義だと考えています。また私たちが急性期病院の後方病床として機能することで、社会に必要な医療資源がより効率的に運用されることの一助となれば望外の喜びです。
私たちは、療養病床ながら比較的重症な方を診ることができることを特色とし、以下の3つの役割を果たしていきます。1つ目は高度急性期病院を退院しその後もなお人工呼吸器、血液透析、ドレーンの管理など、高度な医療を長期にわたって必要とする患者さんの療養の場としての役割。2つ目は悪性腫瘍などで緩和ケアが必要となった患者さんが安心して入院生活を送れるホスピスのような役割。そして3つ目はご自宅で体調不安を抱えていらっしゃる方とそのご家族をサポートする役割です。
患者さんの多くは入院生活が長期になるため、私たちの病院は医療を提供する場でもあり、また患者さんが生活をされる場所でもあります。相和病院で働くスタッフは、患者さんに適切な医療を提供すると同時に患者さんの生活を支える者として、思いやりの心や尊厳を忘れる事なく日々の業務を行っていきます。そしてプロフェッショナルとして学びを通して医療の質を高めていくとともに、私たちの技術知を真に人間的な知として高めることで人として成長し、患者さんの療養生活の質の向上に貢献したいと考えています。
今後、人口構造や医療制度が大きく変わっていきます。私たちはその変化に柔軟に対応し、地域社会にとって必要とされる組織であり続けるためにチャレンジしてまいります。
院長
渡邊 光康
略歴
1996年 4月 | 東京都済生会中央病院 内科 |
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2000年 4月 | 北里大学医学部 助手 |
2003年 9月 | 米国ハーバード大学大学院 Research Associate(2010年まで) |
2006年 4月 | 北里大学医学部 講師(2008年まで) |
2008年6月 | 医)善仁会 理事長(2015年まで) |
2016年 1月 | 医)温知会 間中病院(2018年6月より理事長) |
2016年 11月 | 医)医山会 理事長、埼友クリニック 院長、等 |
2018年 11月 | 医)愛慈会 理事長、相和病院 病院長 |
2019年4月 | 東京大学大学院医療系研究科 非常勤講師 |
2019年 4月 | 北里大学 客員教授 |
学会等の所属団体
- ● 日本内科学会
- ● 日本透析医学会
- ● 日本感染症学会
- ● 日本在宅医学会
- ● 日本緩和医療学会
- ● 日本医師会 相模原市医師会
- ● 北里大学医学部同窓会(幹事)
資格、研修会等
- ● 日本内科学会 認定内科医/総合内科専門医
- ● 医療安全管理者
- ● インフェクション・コントロール・ドクター
- ● 緩和ケア研修会修了
- ● 認知症サポート医養成研修修了
- ● 日本医師会 認定産業医
- ● 労働衛生コンサルタント
- ● 神奈川県難病指定医
- ● 神奈川県身体障碍者福祉法15条指定医
学歴
1996年 3月 | 北里大学医学部卒業 |
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2000年 3月 | 北里大学医療系大学院 博士課程修了 |
2003年 6月 | 米国ハーバード大学大学院 修士課程修了 |
2007年 9月 | 米国マサチューセッツ大学大学院 修士課程修了 |